この記事はさいたまげーむす Advent Calendar 2016 && Visual Studio Advent Calendar 2016 11日目の記事です。
ここでは、Unityでゲーム開発(C# + ShaderLab)をするうえで便利なVisual Studioの拡張機能を紹介していきます。
見出しがリンクになってます。
1. Productivity Power Tools
定番。公式提供。標準になってもいいレベルで便利な機能がたくさん追加されます。{だけの行の圧縮、インデントの縦線追加、タブスペース混在の修正、ソリューションエクスプローラでエラーが見れる、など。 (2013, 2015, 2017などバージョンごとに用意されているようです)
2. Viasfora
これも手放せない拡張です。かっこの対応や、{0}
、\n
などのフォーマットやエスケープシーケンス、名前空間に色を付けてくれます。
VS2022以外はReleaseページから
3. SemanticColorizer
同じくこれもSyntaxHighlight系。メソッドの引数やフィールドなど、文脈によって色を付けられます。ここまでの3つを入れるだけで、VS標準の地味な青緑系から、視認性が劇的に向上します。
4. Code alignment
代入など、複数行で同じことをやっている場所で=の位置などをそろえる。任意のキーワードでそろえることが可能。特に「Align from caret position」にチェックを入れると、現在のカーソルの位置から右のみを対象にできる。例えば、フィールド(メンバ変数)の型名と名前の間の空白を揃えるには、空白が一番左にある行の空白部分でCtrl+Shift+;
を押し、(半角スペース)を指定し、Align from caret positionをオンにして実行させることで可能。
5. VSColorOutput
出力ウインドウに色を付ける。地味にうれしい。error
の文字がある行は赤く、warning
のある行は黄色く、infomation
のある行は青く、====
----
みたいなボーダーラインは緑に色がつく。ビルドログだけでなく、実行中のデバッグログも色がつくので、意識してロギングするととても便利。Tools > Option > VSColorOutput > General > Classifier Patterns > RegEx Patterns
から、独自の配色ルールも作成可能。
6. Macros for Visual Studio
マクロ操作を可能にする。かつては公式でマクロの機能があったが、デバッグが超大変なのに利用ユーザーがほとんどいなくてやめたそうな。たしかにマクロでやりたい操作の多くは正規表現でできてしまうので自分も使用頻度は高くはないが、いざというときにあると便利。
7. Shader Unity Support
ShaderLabのシンタックスハイライトを強化し、コーディング中にCtrl+Spaceを押すことで疑似インテリセンスが起動できます。しかしカバー範囲は全てではなく、物足りない。やはり最終的にはVisual Studioが直接サポートしてほしぃ…。現状は無いよりは良いということで入れておいたほうがいい拡張。
8. Line Endings Unifier
改行コードを統一。Solution Exploreでプロジェクト・ソリューションを右クリックから「Unify Line Endings」を選びます。
9. Hide Main Menu, Title Bar, and Tabs (MinimalisticView)
Windowsエクスプローラのように、Altを押すまでメインメニューを消す拡張。これで画面に表示されるコードの行数が増える。さらに増やすなら、Tools > Optionから検索で、「Navigation bar」「Status bar」「Horizontal Scrollbar」を消すといいでしょう。同様に、一度に表示されるタブの数を増やしたい場合は「pin button」「close button」を消すといいでしょう。タブはホイールクリックで閉じることができます。
(VS2015以前では、Hide Main Menu がいいでしょう。 )
VSCommandsもおすすめだったのですが、現在は開発が停止しているようです。
気が向いたら、自分でも拡張を作ってみたいですね。