Programming Serendipity

気まぐれに大まかに生きるブログ

object型には気を付けよう!

この記事はさいたまげーむす Advent Calendar 2016 4日目の記事です。

UnityというよりはC#ですが…

string配列の0番目を除いた1番目以降を可変長引数のメソッドに渡し、それぞれの型を復元したいケースがありました。 このとき、一度 List<object>に入れてから渡してしまうと、渡した先でstringへのキャストに失敗してしまうようです。

void Method1()
{
    string line = GetLine(); // ファイルから読み込んだ内容の1行分と仮定(tsv)
    var items = line.Split('\t'); // 長さは不定
    List<object> objects = new List<object>();
    for(int i = 1; i < items.Length; i++)
    {
        objects.Add(items[i]);
    }
    Method2(objects);
}


void Method2(params object[] parameters)
{
    // blah blah blah...
}

本来はもともとstringだったものはobject型に格納されてもキャストすれば復元できるのですが、こうすると経由する過程で型情報が落ちてしまうのか、キャストに失敗します。

「俺は昔stringだった…。だがその記憶はもう失われてしまった…。今の俺はただのobjectさ。」

LINQを使い、line.Skip(1).ToArray();とすることで解決しました。こうするとobjectを経由するのは引数に渡される1回のみですむためか大丈夫なようです。

というかそもそも自分のケースの場合、可変長引数である必要すらなく、string[]で十分でした!(下らないオチ)

object型には気を付けよう!